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って、なんか「ひとり米澤穂信祭り」になっちゃってますが、平行してシャーロック・ホームズシリーズの再読も進めているので、「最近」というには結構時間が経っているモノのアリ。
「このミス」で作家別投票第1位という事なんだけど、おいらの分類ではミステリの本棚よりもSFの本棚に入れるだろうな。 自分の住む世界とほとんど変わらない、けれども少しずつ違っているパラレルワールドに迷い込んだ主人公。 そこで彼は自分の世界で知り合いであった、ある少女の死の訳。そしてその意味を知る事になる。 あいもかわらぬ米澤節で読みやすい小説ではあるんだけど、実はあまり好きでは無い。 うーん、なんと言うか、ストーリーと主人公の心情が密接に絡み合いすぎていて、日本映画っぽい。 いや、おいらは基本的に「日本映画はあまり好きじゃない」と公言する人間で、その理由の一つが「心情描写が懇切丁寧すぎる作品が多いから」というものなんですね。映画「半落ち」なんて...いや、みなまで言うまい。 (「大誘拐」「お墓がない」「椿三十郎(旧作)」とか、好きな作品も結構あるんだけどね) まあそんな感じで、映画監督にしろ小説家にしろ、もう少し受けての想像力・共鳴力を信用して作品を作って欲しいな、といったところ。 映画化作品ですね。 主人公が応募したのは心理実験を名乗る、奇妙に高額なアルバイト。 読者の予想を裏切らず、それは外地とは隔絶された密室であり、連続殺人へと発展して行く。 こちらも文体はもちろん米澤節なんだけど、どこかメフィスト賞作家好みな空気。 話は面白いんだけねぇ。うーん、ラストに釈然としなかったり。(推理に釈然としないという意味ではなくて、けじめが付いていないというか...) 「やらなくて良い事は、やらない。やるべき事は、手短に。」省エネがモットーの折木奉太郎君、豪農のお嬢様千反田えるさんを中心に、古典部の周囲で発生するトラブルやらなんやらを解決してゆくジュブナイル。 うむ、ほっとするね。 実は「ボトルネック」で"好きじゃない"と言った「心情の丁寧な描写」がこの作品に無いのかというと、結構あるんだけど、折木君は嘘つきなので、文章そのままが折木君の心の内そのものでは、ない。 そこが良い。 ちなみに「小市民シリーズ」の小山内さんは大嘘つきなのでもっと良い。 嘘つきばんざい!である。 うむうむ。 Written by ぢぇみに
by jemini-web
| 2010-09-02 00:57
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Comments(2)
Commented
at 2010-09-03 21:09
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
jemini-web at 2010-09-04 16:54
▽ 鍵さま:
うぉう!これはしたり! (←いつの時代の人の反応だよ) 編集中に勢い余って消してたみたいですねぇ。ご指摘ありがとうございます~。
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