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彦根城
と、言えば「ひこにゃん」。 数年前の「ゆるキャラブーム」とやらで頭角をあらわしたご当地キャラクターの代表選手のような存在で、もはや説明も不要でしょうってくらいに人口に膾炙してますね。 はい、読み辛いですね「 いや、漢字のことはともかく。 彦根駅の周辺から彦根城にかけて至るところでイラストや立体物を見かける「ひこにゃん」ですが、まあ個人的には「ひこにゃん」で大切なのはたった3つのポイントでしかありません。 ● ひとつ。なぜ猫なのか。 彦根藩主、井伊直孝が外出をしていると、お寺の門前でしきりに手招きしている猫が居る。 「はて?」と手招きに応じて直孝が寺で休息をしていると突然の通り雨が襲い、直孝は運良く難を逃れた、という逸話から、猫のキャラクターとなったんだそうな。 まあ、簡単に言えば「猫が顔を洗うと雨が降る」という奴ですね。これは。 いや、むしろそんなモノは後付けの理由で、「実はイラストレーターさんがぬこ好きだったから」に違いないのですが、誰もそれを指摘しないというのはやはり大人の事情なんでしょうか? ● ふたつ。なぜ赤い兜をかぶっているのか 代々 彦根城主を勤めた井伊家は、その家臣団も含めて赤い具足を身につけるのが決まりであったそうで。 これを「井伊の赤備え」と称し、その赤い軍団を見た敵は「勇猛な井伊家がこちらに向かってくる」と恐怖したそうな。 更に見てみると、「ひこにゃん」の兜の鍬形(頭の上に突き出した角のような装飾)はかなり大きめに描かれているんだけど、実際に井伊家で使われていた実物はと言うと... まじデカい。 むしろ「ひこにゃん」の兜は頭の鉢が大きい分鍬形が控えめに見えるんだけど、本物はこれ...無駄にデカいだろ。 木の下を通過すれば枝にひっかかるし、強い風が吹けば煽られる。 簡単楽々むち打ち症製造器だよ、これじゃ。 よくよく考えてみれば「赤備え」ってのも奇襲などの隠密行動に向かないどころか、居るだけで戦場で目立ってしまう→敵の弓矢・鉄砲の集中砲火を浴びやすい無謀なミリタリー・ファッションと言えますね。 ......井伊家のみなさん。本気で勝つ気、あったんですか??? (ちなみに「赤備え」は井伊家オリジナルではなくて、飯富虎昌ら 武田家臣団や、真田信繁(=真田幸村)も採用していた軍事ファッション。) ● みっつ。なぜおばあちゃん座りなのか? ...な、なんでなんでしょうね? Written by ぢぇみに
by jemini-web
| 2011-06-09 00:51
| ▼ 散歩すすんで...
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