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羽(∪_∪)羽”
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カスタマイズに特化したブラウザ Sleipnir。上級者のために。
NIHONGO研究室 (第一回)
さてさて、日本語の乱れが激しいと言われる昨今。
学術・芸術系ブログであるところの「ぢぇみにのBlog」では、真剣に日本語を考えるコーナーを作る必要に迫られてきました。
誰が迫ってきたのかは内緒です。

...「というか、単なる思いつきだろ?」というツッコミには黙秘権を行使します。

それでは、記念すべき第一回。

キーワードは、「恋のさや当て」。








恋のさや当て:
一人の女性をめぐり二人の男性が争うこと。
あるいは一人の男性をめぐり二人の女性が争うこと。

ここでいう「さや」とは刀を納める「鞘」の事でして、武士同士が道端ですれ違ったときに刀の鞘がカチンと当たる。
そこで、

「おいこの野郎、武士の心である刀に何をしやがる!」
「とんだ言いがかりをつけやがる。貴様やる気か?」
「なんだコノやろう!」

...となる事を「さや当て」というワケですね。
するってぇと、「さや当て」だけで納まらない場合があります。
そう。チャンチャンバラバラが始まってしまうのです。

その時、「恋のさや当て」はきっとこういう言葉に変わるのでしょう。

恋の斬り合い

うわー、物騒ですねぇ。
Power of Love なんて言葉もありますが、これはなんというか、Love of Power の世界です。
血みどろの恋、恋の惨殺死体。
痛々しい恋です。

ただまあ、そんな風に正面切って恋に立ち向かえる人ばかりとも限りません。

するとこんな恋もあったりします。

恋の辻斬り

闇に紛れて、バッサリといく恋。
不意打ちの恋。
やっぱり血みどろの、でも今度は痛みさえ感じない恋。

恋の辻斬りが行われた橋のたもとには、「近江屋」なんて書かれた提灯が落ちて燃えているのかもしれません。
...いや、これはいけません。いくら恋とはいえ辻斬りは犯罪です。

しかしまあ、こういった決闘を正当化するルールも昔は存在したわけで、これを「仇討ち」と言いました。

恋の仇討ち

来年の今月今夜、この月夜。再来年の今月今夜、この月夜...金色夜叉の世界ですな、こりゃ。
というか、「年」だの「月」だの「夜」だのの羅列で書いてる本人が何書いてるのか解らなくなってきました。

ちなみにある年代の人は「金色夜叉」は『ロミオが三年二ヶ月の期限付き転勤の命を受けてジュリエットと別れる話』だと勘違いしているようですが、そんな話ではありません。
主役は貫一お宮です。
念を押しておくと貫一と言ってもルパン三世のモノマネが上手なあの人は関係ありません。

「華の嵐」なんてのもありましたね。あれも恋の仇討ちでしょうか?
こちらの主役は柳子お嬢様と天堂一也。
高木美保のお嬢様っぷりが秀逸でした。個人的には「真珠夫人」よりも名作だと思います。
いや、そんな昼ドラ談義はどうでも良いのですが。

「華の嵐」と言えば、「仇討ち」って言っても斬り合いには違いないのに妙に華々しい感じがします。
江戸や明治の昔では「仇討ち」と言えば講談の花形でした。
って、荒木又右衛門なんて、最近の人は知らんのだろうなぁ。

荒木又右衛門と言えば伊賀上野鍵屋の辻での血闘。
弟を殺された渡辺数馬の助太刀として仇討ちの旅に出た又右衛門は、伊賀上野は鍵屋の辻で数馬の仇敵、河合又五郎に辿り着いた。
返り討ちにせんと向かって来る敵をバッサバッサとなぎ倒すことなんと三十六名。
これを世に又右衛門の三十六人斬りと称す。

恋の三十六人斬り

いや、これだとただのスケベ親父のようです。
それとも新宿のホストでしょうか。
(...つまり、↑2つ、同列?)

しかしまあ不祥事が起きてしまうと責任を取らないといけないわけで、

恋の切腹


...なんだか良く解りません。




[今回の結論]
戯れに 惚れるべからず

(映画「槍の権三」キャッチフレーズ)

by jemini-web | 2006-06-20 00:13 | ▼ NIOHNGO研究室 | Comments(5)
Commented by kozutuming at 2006-06-20 02:28
なにゆえ昼ドラに詳しいのか、不思議でなりません。 真珠夫人て!
Commented by katuo0076 at 2006-06-20 16:05
ああ~、そのようおおうなあっ恋でもいいから一度はしてみたい、とっ言う事ですかぇなっ?
Commented by jemini-web at 2006-06-20 21:20
???さん:
あー...コメント、消えちゃいましたね。
つまり、会社のおじさんなんかに「あの言葉」の意味を無邪気に聞いてしまったりして、こっぴどく怒られたりしたんでしょうね...
えーと、つまり、そういう意味も持っているのです。
世の中ってのは恐ろしいものなのです。
つまり..................しーらないっと! ┌"( ・・)┘


こづつみ さん:
実は言うほど詳しくないんですよ。
「真珠婦人」は2、3回しか見たことないですし、「ぽっかぽか」も両手で数えるほどかなぁ...
「わが子よ」シリーズなんて何作目まであったのかも知らないですし、
うん、ホント、詳しくないんですよ。


かつお さん:
うぐっ! (汗;×20)
<小声>できれば、春のひなたでくつろぐ仔犬のような、そんな穏やかな感じのがいいです。はい。</小声>
Commented at 2006-06-22 07:09
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jemini-web at 2006-06-23 22:46
鍵さん:
あはははは~(汗;)
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