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羽(∪_∪)羽”
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カスタマイズに特化したブラウザ Sleipnir。上級者のために。
圧倒! 承天閣美術館 「若冲展」
当日までのあらすじ

会社で深夜待機業務を仰せつかった ぢぇみに(仮名)は2日連続で会社の仮眠室に、携帯電話片手に泊まるという過酷な労働を強いられていた。
その為、気力・体力・疲労感は最大値に達した朝を迎え、ようやく昼前に最後の作業を終えたのであった。
折しもそんな中、京都 承天閣美術館では「若冲展」が開催日を迎えていた...

と、言うわけで行って参りました「若冲展」。
(よくそんな体調でよく行くよな、俺も。)

圧倒! 承天閣美術館 「若冲展」_a0004423_22393457.jpg


今回は相国寺所有の「釈迦三尊像」と宮内庁三の丸美術館所蔵の「動植彩絵」が120年ぶりに一同に会すというビッグイベント。
若冲ファンのオイラとしてはこれは見ずに死ねますかいってなもんです。

さっそく総評なんですが...



えー。

ワタクシ、これまで若冲をこのブログでも「良い」「良い」と言い続けて来たワケであります。

しかし今回、「若冲展」を見てその認識を改めなければならないという結論に達しました。

今回の「若冲展」。

そして、「動植彩絵」。


言葉が見あたらないぐらいに素晴らしいっ!


図録や写真で「動植彩絵」を見たことがある方も、この絵は生で、ホンモノで見ていなければ良さが半分も解って無いんじゃないでしょうか?

承天閣美術館さんが絶妙のライティングで展示していた事もあるんでしょうけど、ダイレクトに眼球に飛び込んでくる若冲の色彩、造型、世界。

会場のあちらこちらから漏れ出てくる「凄い...」の呟き声。


いやいやいやいや、とんでもねー展覧会です。若冲展。

そして、とんでもねー人です。伊藤若冲。



それではいつものように個別に見ていきましょう。

まずは第一展示会場。

中鶏 左右梅図:
タイトル通り、中央に鶏、左右に白梅を配した三幅の掛軸。
中央の鶏は何故か屋根の上に居て、「絶景かな絶景かな」と嘯く石川五右衛門の如く、片足を上げてチョーン!と見栄を切っている。
左右の梅は少し小振りに描かれているんだけど、それがまた中央の鶏とのバランスを絶妙に仕上げている。
これほんと、舞台劇のワンシーンのようです。

竜図:
墨で描かれた、モノクロームな龍の掛軸。
実は、若冲の竜図ではもっとコミカルなものがあるのを知ってるんだけど、こちらは普通に上り龍。
普通にといっても、かなりキャラクター化されているというか、デフォルメされていて、「まんが日本昔話」にそのまま使えそうなデザイン。
神々しい龍というより、親しみの持てるタイプですね。

それにしても凄いのは、若冲って鶏の絵に代表されるような緻密で色彩感覚溢れる絵でぐんぐん迫ってくるのに、こういうバサッバサッと書いたモノクロの墨絵でもぐいぐい引き込む魅力がある。
二つの間で画風がかなり違っているのに、どちらでも魅せるってのはすごいよなぁ...

鹿苑寺大書院 障壁画:
仏教に熱心だった若冲は相国寺の和尚さんと仲が良かったそうで、相国寺の弟分である鹿苑寺、つまり金閣寺の障壁画も描いたそうな。(金閣そのものじゃ無いけど)
葡萄、鶏、竹に鶴...うーん、若冲ワールド全開。
金閣寺と言えば禅寺ですよ。
禅宗と言えばストイックなイメージが強いんですが、こんなに贅沢で、良いんでしょうか?




そして第二展示会場。「釈迦三尊像」と「動植彩絵」。
相国寺に若冲が寄進した「釈迦三尊像」三幅と「動植彩絵」三十幅。1769年~1889年(1888年?)まで、6月17日の法要の際に相国寺ではこの絵が方丈に掛けられていたそうで、うーむ、これは凄い。
一幅、一幅の単品を見てもその凄さは語り尽くせないんだけど、それが集まって一つの世界を作ってしまっている。
中央にホトケさんを配するからその世界は極楽なのかも知れない。
でも、普通、考えるような極楽じゃないですね。
自然の事物が生き生きと、時にユーモラスに動き回る、「若冲の極楽」。
いやもうこれは、別世界ですよ。

(以下、「動植綵絵」作品多数出てきます。BLUE HEAVEN さんの「伊藤若冲『動植綵絵』人気投票を見ながら読んで下さい。)

池辺群虫図:
虫・虫・虫のオンパレード!
ケムシやヘビなんかも巻き込んで、まあうっじゃーといるわ、いるわ。
でも全然気持ち悪い印象を与えないのが若冲のいいトコロですね。
少しツッコミを入れると、瓢箪に巻き付いたヘビ。あんな巻き付き方は普通しないんですけどー。
左下の「あんがっ」と口を開いたように見える虫食い瓢箪はわざとですね。
全体的にはキレイキレイ系の作品なのに、こういう漫画風の表現を軽く入れてしまう若冲のセンス、いいなぁ。

老松鸚鵡図:
コレを見ていたご夫婦(?)の会話。

「目が凄いよね~。」
「うん、足も細かく描かれてるけど、鳥の絵なんか目が命って感じだよね。」

うんうんうんうん、そうもあろう、そうもあろう。
オイラはたまたま「迷宮美術館」を見ていたんで知ってたんですけど、正にこのご夫婦の指摘はドンピシャ。
実はこの鸚鵡の黒目。
若冲独自の発想で、通常では絵画に用いられなかった漆を使っているんだそうな。
とは行っても、TVで見た限り「うーん、そんなに漆だからって生き生きした感じに見えるかなぁ?」と思ってました。
んが(←鼻濁音)、実物を見てびっくり。
確かに、こりゃ目が生きてますわ。ほんと、ナマで見ないと解らない魅力ですね。はい。

雪中鴛鴦図:
雪の飛沫が凄い!これは寒そうですっ!

梅花皓月図:
梅の花の向こうに満月が煌々と光っている。
しかしこれも大胆な。
ほとんど月が梅の花に隠れてしまってる。
隠れかかってるゆえに、かえって意識してしまう月の存在。
うむう...

紫陽花双鶏図:
あれ?プライスコレクションの若冲展で見なかったっけ?
と思った紫陽花双鶏図。
どうやら構図がほぼ同じらしい。
1つのラフ・スケッチから起こした絵なのかな?
何にせよ、プライスコレクションも、動植彩絵も、どちらもゴージャス!
かーっこ良い、のです。

秋塘群雀図:
こちらは雀・雀・雀。
稲穂の密度に比べてこの雀の量は大変すぎます、ほとんど飛蝗の群れですよ、こりゃ。
パターン化されたように一様に舞い降りて来る雀の中に、一羽だけ背面飛行してる「いちびり」が。
もー、何でしょうね?
綺麗な絵なのに可愛い。可愛いのに、それだけの印象じゃ終わらないこの存在感。
くっはー。

紅葉小禽図:
パターン化されたかのような赤い紅葉の葉。
その葉の色遣いで奥行きを表現している手腕はモチロンのこと、ワンポイントの瑠璃鳥(?)が何ともイイ感じ。
存在感の光る青なのに、同時に落ち着きのある雰囲気も持っている。
若冲の、色彩感覚の極意ですね。


おみやげ。
圧倒! 承天閣美術館 「若冲展」_a0004423_0371159.jpg

実は、これは一部。
今回、もの凄いオトナ買いしてしまいました。
(動植彩絵モノのポストカード全部揃えてしまった...)

「若冲展」は相国寺 承天閣美術館で6月3日まで!
必見です!!!



[参考リンク]
BLUE HEAVEN さん:http://www.icnet.ne.jp/~take/



p.s.
何と、若冲の「冲」の字をこれまで「沖」と間違えておりました。
ってんでこっそり訂正。
鍵さま、ご指摘ありがとうございます~
by jemini-web | 2007-05-14 00:43 | ▼ ぢぇみにコレクション | Comments(8)
Commented by coeurdefleur at 2007-05-14 06:27
ぢぇみにさんがものすご~く感動した様子が伝わってきます^^
Commented by sabretoothjapan at 2007-05-14 13:27
↑同感ですね~。ぢぇみに(仮名)さんの感動している様子が伝わってきて、観てみたくなりました。
Commented at 2007-05-14 13:31
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jemini-web at 2007-05-14 22:31
柊さん:
いつにも増して乱文、乱筆が冴えてますからね (^ ^;
いやでもホント、真剣に凄いんです。
今回の展示でなくても、もし「動植彩絵」を見る機会があれば、是非是非ご覧下さい。
「これが何百年も前の絵?!」と驚くこと請け合いです。


せばさん:
いやいやホントホント、新幹線使ってでも見に来る価値があるぐらいの感動です。
(↑若冲好きのタワゴトの可能性もありますが...タワゴトを言っているかもしれない当事者だけに、自信が無い。)
でも、会場のあちらこちらで「すごい...」って呟きが聞こえたのは本当の事です。
同じように人混みの多かったゴッホ展でも、北斎展でも、ダリ展でも、ここまで感嘆の呟きが聞こえた展覧会は無かったように思いますよ。


鍵さん:
!!!!!
あらあらあらあら、お恥ずかしいったらありゃしない。((c)本城慎太郎@刑事貴族)
ま、鍵さんも見なかったと言うことで。

(↑、「沖」の字と「冲」の字を間違えていた事を、もみ消そうとしているらしい)
Commented by ho_neko at 2007-05-15 06:33
何百年も前のじゃぱにーずな絵自体、忘れるほど長い間見てない…。
ぜひぜひ、ぢぇみに(仮名)さん絶賛の絵を見てみたいです。
Commented by jemini-web at 2007-05-16 00:13
さすがに「飛行機飛ばして見に来る価値がありますよ」とまでは言えないですねぇ...でも言いいたい (^ ^;

若冲の作品、特に「動植彩絵」は「じゃぱにーず」とか、そういうモノを突き抜けた凄ささえ感じます。
多分、ゴッホやピカソがこの展覧会を見てたら、「自分には才能が無い」とか言って筆を折るんじゃないかって思うぐらいですよ。
もし見る機会があれば、是非是非です!
Commented by kozutuming at 2007-05-18 07:30
いやーん 観たいー! 先輩、もっかい行きません?
Commented by jemini-web at 2007-05-20 09:12
いやもう是非見に行ってください。
そんでもってもっかい行きたいです、マジで。
今度は上司と交渉して平日狙い。(←真剣)
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